電気通信大学 2023年度 前学期

 線形代数学第一 
(第12クラス:金曜2限)

担当:山田裕一(東1号館 507)  yyyamadaアットe-one.uec.ac.jp


【履修者への連絡事項】 4月5日 記

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます. このサイトは「授業サイト(資料サイト)」とは別です.
ここでは、授業進度の参考のため、過去の進度記録を公開します.

この授業は対面式ですが、本学の eラーニングシステム WebClass と ClassRoom を連絡用・資料配信に使いますので、
 過年度生(再履修者):両方とも自分で登録してください.山田に連絡をお願いします.
 1年生:WebClass は一括登録 済.ClassRoom は自分で登録してください (内部シラバス を参照:参考).

クラス出席番号('23) を確認しておいて下さい.


授業の進行

月日 4/144/21 4/285/5 5/125/19 5/266/26/9 6/16 6/236/30 7/77/147/217/28 補講
No. 第1回 第2回 第3回 祝休日 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回  ? 




 p.22 まで
授業に入る前に,この科目の内容と成績について説明.
  • 行列の定義 と 基礎演算(和,スカラー倍)
  • 行列の積
  • 2×2行列の場合(ダイジェスト として)

↓ 例年の記録 ↓



 p.22 まで
授業に入る前に,この科目の内容と成績について説明.
  • 行列の定義 と 基礎演算(和,スカラー倍)
  • 行列の積
  • 2×2行列の場合(ダイジェスト として)


 p.27 まで
  • 行列の積:結合法則 と 非可換性  → プロジェクタ原稿
  • 正則行列の定義, 逆行列(論理編)
  • クロネッカーのδ


 p.47 まで
  • 行列の分割
  • 基本行変形
  • 連立方程式の解法:解が1つである場合


 p.51 まで
  • 簡約行列・行列の 階数
  • 連立方程式の解法:解なしの場合, 解がたくさんある場合
  • 解の自由度(次元):連立方程式の解の形は rank で決まる!

  Up↑
 p.56 まで
  • 連立方程式の解法:まとめ → プロジェクタ原稿
  • 同次型の連立方程式 Ax=0
  • 行変形 は 基本行列(3種類)の左からの積 に対応する


 p.64 まで
  • Ax=bと表示するわけ
  • 解の様子 (Ax=b の解空間はAx=0 の解空間の平行移動)
  • 連立方程式の 見やすい解の記述

空間図形: 過去の授業アンケートで多かった要望「空間図形を講義でも」に応えます.
  • 内積・ベクトル積
  • 直線と平面


 p.64 まで
  • 左辺の同じ連立方程式をいっぺんに解く
  • 逆行列の求め方
  • 簡約行列の一意性 → プロジェクタ原稿
  • 後半(行列式)の予告,前半の復習など


 p.66
中間試験を行ないます.試験の前に 少し授業もする予定.

  Up↑
 (p.78,79)
  • 置換群,順列(置換)の符号
  • 行列式の定義


 p.76 まで
  • 上3角行列の行列式 (p.67)
  • 行列式の求め方(計算方法としての 余因子展開 p.65, p.80)
  • 行列式の性質1:転置行列と行列式 (p.75)
  • 行列式の幾何的な意味(面積・体積,符号)(p.85)


 p.82 まで
  • 行列式 宿題の答合せ
  • 行列式の性質2:基本変形と行列式 (p.68, p.69)
  • 公式 det(AB) = det(A) det(B) (p.75)
  • 行列式と rank, 基本行列の性質 から


 p.86 まで
  • 行列式の性質3:余因子展開(証明編)
  • 余因子行列
  • 連立方程式のための行変形 vs 行列式のための行変形
  • 有名な行列式

注:2018年度は「余因子行列(個人的には 余因子 転置 行列 と呼びたい)」と授業しました.



 p.86 まで
  • 行列式の性質:まとめ
  • クラメルの公式
  • 正則行列の性質:予習を含めてすべてを整理
  • 行列が定める線形変換、固有値と対角化
  • 補足事項

注:以前、山田の講義では「余因子行列」という名称は使わず, 教科書の「余因子行列」を「余因子転置行列」と呼んでいました.
転置(添字の交代)を読み見落とす人が多かったので強調しました. 並べ替えながら計算すると間違いやすいことも理由です.

作成: 山田裕一