勉強の仕方 メモ (その1:A 学内連絡, B 山田のwebsite,  勉強の仕方,  成績・試験

作成:山田裕一(数学,T科)

C1. 講義の前に簡単な予習を (更新日:2005年4月22日)
講義を聴く効果(その90分の価値)を高めるためにぜひ簡単な予習を. 「効果係数」を上げてほしい.
講義の前に教科書を見て, どんなことを学ぶのか, どこが難しそうか, だいたい知っておくだけで効果がある. 
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C2. ドリル? (更新日:2006年1月12日) 妻 の意見に なるほど その-1(前半部)
数学では普通, 練習問題を何度も繰り返せば自然にわかってくる, という上達をしない.
内容が理解できていれば1問めから正解できるだろう. 「理解して練習する」ことが重要である.
 一方, ドリル的な練習が効果的なものもある. 例えば, 微積分の計算や方程式の解法には小さな具体的なコツがたくさんある.
細かい "計算法" はときどき思い出すことも必要. 講義を再履修していて演習の単位が取れてある場合など, 特に注意.
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C3. 合格への計画 (更新日:2009年4月23日)
何回履修しても不合格. そんな場合は, 全く同じ "挑戦" を繰り返すべきではない. 何か違う方法を探るべきだ. 高校数学が十分わかっていない状態で,
あるいは 忘れてしまった状態で 高度な数学 ー 微積分 や 線形代数 ー を学ぼうとしていないだろうか?
年次制限などで諦めるしかなくなる前に, 早めに, 例えば 数学補習授業 (質問や課題・相談など自由とのこと)に出席してみてはどうか.
(参考:
5回目以上の再履修者Up↑
C4. 教科書に書いてあることは板書しない (更新日:2009年4月23日)
山田の講義では, 教科書に書いてあることを板書し, 学生がそれをノートに写す, という 2重の無駄 は避ける.
板書するのは, 説明に使うもの(教科書を読んでわからなくても 講義を聞いたらわかる, ということがあるのだ)や 注意点・強調などにとどめる.
「書き写すことで頭に入る」という現象もあるので 重要事項 は書くが, それを書き取るかどうかは学生の自由.
 特に 「... を 対角行列 という」「... を 単調増加 という」のような 用語の導入 は 読み上げて済ます.
自分だったら, 必要なことだけを教科書やプリントに書き込み, 長いメモは「p.** の注」とかタイトルをつけてノートに書き留める.
「とりあえず 何も考えずに全部写そう」が マチガイ の始まり. 特に「考えずに」のところが.  
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C5. 実感のための練習問題 (更新日:2005年5月13日)
山田の講義では "解く過程で何かを実感してもらう" ための練習問題を宿題として課すことがある. その「答え合せ」は,
各自がその「何か」を経験済であること を前提に進める. こういう宿題をさぼったら失うものが意外に大きいはずだ.  
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C6. 数学の理解 と 練習問題 (更新日:2009年4月23日)4月のガイダンス から
練習問題を解くのは数学の目的ではない. 理論を理解することが大切. そのため, 講義は理論の説明が中心となる.
試験問題 は, 理論が理解されたかどうかを問うのであり, 解法を覚えたかどうかを問うものではない.
だから, 自分で時間を作って練習問題を解き, それによって 分かっていないところ を自分で見つけ, 考え直したりする努力が必要...  
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C7. 科目内容の量 (更新日:2006年1月12日) 妻 の意見になるほど その1
「全部理解できるように, 教えることを減らす. 」から「たくさん教えるが, 全部わからなくても構わない」へ転換してはどうか.
生徒・学生は, 本人がおもしろいと思ったところが(個性に応じて)知恵となって残ればいい...  
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C8. 基礎だから, 基礎だけど (更新日:2006年1月12日) 妻 の意見になるほどその2
基礎 = 下積み・忍耐で乗り切るもの, という考え方がある. しかし,
成功する人の中には, 基礎を夢中で楽しんだ思い出のある人が多いと思う. それが力になる.
数学者は, 微積分 や 線形代数 に そのような楽しみの種がいくらでもあることを知っている, (私も少しは.)  
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